音楽
フリートウッド・マックの最高傑作は、ゴチャゴチャ言わんと1969年発表の『Then Play On』。それは揺るがないけれども、ブルース色が後退した72年の本作も味わい深い。天才ギタリスト・ピーター・グリーンが去り、ジェレミー・スペンサーもいなくなった。し…
「コンニチワ〜。ウィー・アー・ザ・クラッシュ!」キャプテン・センシブルのふざけきったMCで始まった「地獄に堕ちた野郎ども」の結成35周年ツアー日本公演! 行ってきました! セット・リストは以下。 ・Wait For the Blackout・Lively Arts・Silly Kids G…
今年初めて購入したCD。2枚組なのに、Amazonで¥1074。おい…なんでこんなに安いんだよ。こう、頭にくるぐらい寒い日々が続くとネット通販は非常に便利なのだけれど、まだ、欲しいブツは自分から店に出向いて買うという、古い思考が染み付いてるんでしょうね…
ミシシッピー・ブルースの巨人、ハウリン・ウルフ1969年発表のアルバム。タイトルもシンプルなら、ジャケもシンプル。「これはハウリン・ウルフのニューアルバム。彼は気に入っていない。そもそもエレクトリック・ギターが嫌いなのだ」。この文句、ブルース…
そういえば『Girls in the Garage』ってシリーズのアルバムを何枚か買ったっけ、なんてことを思いだし、たしか1000円もしなかったので、ディスクユニオンでなんとなく購入したこのコンピ。帰宅して聴いてみましたが、若さというか、元気がみなぎってます。こ…
ただいま発売中のムック「超絶ドラマー養成ギプス」(リットーミュージック刊)の表紙イラストを担当しました。 ハイパー・テクニカル系教則本"養成ギプス"シリーズのドラム編が登場! アグレッシブかつテクニカルなスタイルを武器に、メタル・シーンの中で…
Rest in Peace.
本日発売のムック「超絶ベーシスト養成ギプス」(リットーミュージック刊)の表紙イラストを担当しました。 国内屈指の技巧派ベーシストである村井研次郎氏(カリガリ、the CYCLE、ex.SEX MACHINEGUNS)が、3フィンガーやタッピング、高度なスラップなどを駆…
凶悪サイケデリック・ロックの傑作。シラフで聴いててもなにやら不穏な空気が伝わってくるんだから、ドラッグで酩酊した脳に、この異形な音がどう響くのか。考えただけでもゾッとします。 1966年に発表された、The Red Krayolaのデビュー作をこんな惨状にし…
ギターのBerkely Jonesから"B"、ドラムのLaolu Akintobiから"L"、そしてベースのMike Odumosuからだけ、なぜかファミリー・ネームの"O"。3人合わせてバンド名は"BLO"だコラ! アフリカはナイジェリアから鳴り響くサイケデリック・サウンドに、耳、そばだてよ…
Rest in Peace.
本日発売のムック「超絶ギタリスト養成ギプス 天下無双の教速DVD編」(リットーミュージック刊)の表紙イラストを担当しました。 早いもので、この「養成ギプス」シリーズも3冊め。晴れてDVD付きですよ。著者のKelly SIMONZさんの前書きを読むと、視覚にばか…
2010年の現在でも、1967年に結成された、日本が世界に誇るサイケデリック・バンド、裸のラリーズ(Les Rallizes Denudes)について我々が知りえる情報はまだまだ少ない。なんせ、リーダーの水谷孝が、長いキャリアのなかでインタビューに応じたのはわずか1回…
なんと、前回の来日は8年前になるのか。今年ニュー・アルバム「SCREAM」を発表したオジー・オズボーンの来日公演。「LOUD PARK 10」には行けませんでしたが、単独公演を観に行ってきました。 セット・リストは以下のとおり。・Bark at the Moon ・Let Me Hea…
イギリスはダラム出身のシンガー・ソングライター、ルース・コープランドは、あのモータウンの音楽プロデューサーであるジェフェリー・ボーウェンとの結婚が縁で、モータウンから派生した新レーベル・インヴィクタスと初の白人アーティストとして契約、本デ…
Black Sabbath在籍時に受けた忠告どおり、楽器を手にすることなく、ろくに音楽の知識を身につけないまま、酒におぼれてコカイン吸って、ステージでコウモリを食いちぎって、泥酔してカミさんの首を絞めて、ホテルの廊下でウンコして、やりたいようにやって、…
ただいま発売中のムック「超絶ギタリスト養成ギプス 孤高のクラシック名曲編」(リットーミュージック刊)の表紙イラストを担当しました。(ムックの内容はこちら) シリーズ第2弾となる本作、タイトルどおり、バッハやヴィヴァルディ、ベートーヴェンといっ…
まず、こんな妖気すら漂うむさい野郎どもが揃ったジャケだけで、ほぼハートは射抜かれてしまっているのだけれど、購入、帰宅して、CDを再生して、やっぱり悶絶! 60年代末のイギリスにじっとりと息づいていたこのバンド、ヴォーカルとギターを担当していたイ…
いやいや、感服しました。参りました。心の財産がまたひとつ増えました。この日、僕が立ちあったライブは、エンターテインメントとしてのロックンロール・ショーの究極だったのかもしれません。 ステージの上にはいかつい5人の男たち。ガニ股で金切り声をあ…
話の流れで「最近、読んだ本でオモロかったのは?」と尋ねられたとしたら! 春日太一著「天才 勝新太郎」(文藝春秋刊)って答えるでしょうね。豪放磊落でサービス精神旺盛な役者馬鹿としては語りつくされた感もある、名優・勝新太郎を「採算を考えるなら会…
The Pretty Things・ライブ・イン・ジャパン。1964年にイギリスはロンドンで結成された伝説のバンドが、2010年に初来日。これは快挙というレベルを超えて、奇跡と言っても過言ではありません。たとえ会場のキャパが400人程度であっても! フロント・アクトの…
僕が遅まきながら、ヒューストン出身のブルースマン、ジョニー・ギター・ワトソンのこの傑作を買ったのは、彼の訃報を知った後でした。ワトソンは1996年、来日公演の最中、ステージの上で心筋梗塞で倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまったのです(享年61歳…
前作『Psycho Circus』から、なんと11年。もう、アルバムはリリースしない、なんて噂もありましたが、さすがKISSというべきか、ニュー・アルバム『Sonic Boom』で底力を見せつけてくれました。ビルボードで初登場2位。これは長いKISSのキャリアでも最高記録…
ただいま発売中のムック「超絶ギタリスト養成ギプス」(リットーミュージック刊)の表紙イラストを担当しました。(ムックの内容はこちら) 当ブログのタイトルの由来になっているテン・イヤーズ・アフターのアルヴィン・リーが、元祖早弾きギタリストなんて…
えー、国内盤は紙ジャケ+SHM-CD仕様で、今月26日発売のようですが。タワレコで見かけて、とっとと聴いてしまいたかったので、購入した次第(あまり紙ジャケCDにありがたみを感じないという理由もあり)! 収録内容は以下。 【ディスク1】 1. Sweet Leaf 2.…
このThe Chesterfield Kingsって、1979年から現在にいたるまで活動している、もうすっかりベテランの域のバンドですよ。デビュー当時から、マイナーな60'sガレージ・パンクをカヴァーしまくっていたんですが、結成15年目(1994年)にしてリリースした『LET'S G…
Rest in Peace.
1973年、フィリピン発。Juan De La Cruzがアルバム『HIMIG NATIN』で吼えました。どんなに空調が整った部屋でも、CDプレーヤーにこのディスクを乗せてPlayボタンを押してみてください。ものの10分で部屋内の不快指数が急上昇すること間違いありません! レッ…
Rest in Peace.
なんとまぁ、デイヴ・ヴァニアンが来日キャンセル! そんなワケで、ギターのキャプテン・センシブルがヴォーカルも務めたんですが。ちょっと緊張気味のキャプテンを観てるのも楽しかったですよ。もしデイヴが来日していたら、キャプテン、ライヴの最中でもビ…