オーグロ慎太郎の「新・夜明けのない朝」

生まれる時代を間違えたような気がするけど、それでも生きてるイラストレーター。お仕事は随時承っております。Contact me. : cannabis●ce.mbn.or.jp(スパム対策のため、●を@に変えてご使用下さい) http://shintaro-ooguro.com

LET'S GO GET STONED - THE CHESTERFIELD KINGS

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このThe Chesterfield Kingsって、1979年から現在にいたるまで活動している、もうすっかりベテランの域のバンドですよ。デビュー当時から、マイナーな60'sガレージ・パンクをカヴァーしまくっていたんですが、結成15年目(1994年)にしてリリースした『LET'S GO GET STONED』。はじめてジャケを目の当たりにした時におぼえた、軽い目眩。こ、こいつら本気だ…!

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バンドの方向性に行き詰まったすえの開き直りでもない、レコード会社との契約を消化するためにお遊び半分で作ったのでもない。そこにあるのは、ひたすらに純粋な衝動ですよ。いくらミック・ジャガーそっくりに唄えたって、あぁ、いかにも!って曲をいくつも作ったところで、キミたち、60年代中〜後期のローリング・ストーンズにはなれないというのに。それでも、決して殻の内に閉じこもっていない、鬱屈のかけらもない、この開放感。もしかしたら、彼らは天啓を受けたのかもしれません。自分たちは60年代のロックンロールを後生に語り継ぐ伝道師なのだと。それなら、ミック・テイラーも1曲ゲスト参加するさぁ!

090722