オーグロ慎太郎の「新・夜明けのない朝」

生まれる時代を間違えたような気がするけど、それでも生きてるイラストレーター。お仕事は随時承っております。Contact me. : cannabis●ce.mbn.or.jp(スパム対策のため、●を@に変えてご使用下さい) http://shintaro-ooguro.com

2010-01-01から1年間の記事一覧

今年もあとわずか

テレビを観ない日々が続くと、今日が大晦日って気が全然しないですよ。 今年1年を振り返れば。いろんな気づきがあって、まぁそれらの多くは周りの方々からの指摘だったんだけれども、それによって自分を知ることができただけでも有意義な年だったのではない…

「トロン:レガシー」(2010)

1982年製作の前作「トロン」は、とにかくコンピュータ内部の世界を、フルCGで描いた(実際には手描きのアニメーションも用いられた)という映像革命が売りの作品で、思えば「見世物」としての側面が強く、公開時に劇場で鑑賞し、その映像美に感銘を受けたも…

「超絶ギタリスト養成ギプス 天下無双の教速DVD編」発売中

本日発売のムック「超絶ギタリスト養成ギプス 天下無双の教速DVD編」(リットーミュージック刊)の表紙イラストを担当しました。 早いもので、この「養成ギプス」シリーズも3冊め。晴れてDVD付きですよ。著者のKelly SIMONZさんの前書きを読むと、視覚にばか…

「極悪レミー」(2010)

いや、もう、ただただ感服するのみ。モーターヘッドのリーダーであり、ロック界のボスであるレミー・キルミスターは、あまりにもレミーそのものでありました。 映画は自宅である、足の踏み場もないような安アパートの一室で、暗がりのなか、黙々とビデオゲー…

猪木へのラブレター

気がつけば、師走。今年も数多くのレスラーが現世から引退していきました。1冊の本を取りだす。ラッシャー木村・著「猪木へのラブレター もうプロレスから目が離せない」。どんどん世間からプロレスへの注目が減っているこの頃、サブタイトルが感慨深いです…

「BUBKA」1月号発売中

ただいま発売中の、BUBKA1月号の特集「音楽業界タブー事情」のイラストを担当しました。 今年はHMV渋谷店が閉店したり、景気のいいニュースがなかったよなぁ、なんてノンキに回想している場合ではないようです、業界内部の関係者は!原盤権、著作隣接権、音…

HEAVIER THAN A DEATH IN THE FAMILY - 裸のラリーズ

2010年の現在でも、1967年に結成された、日本が世界に誇るサイケデリック・バンド、裸のラリーズ(Les Rallizes Denudes)について我々が知りえる情報はまだまだ少ない。なんせ、リーダーの水谷孝が、長いキャリアのなかでインタビューに応じたのはわずか1回…

「マチェーテ」(2010)

噂どおり、そして想像どおりのホントに馬鹿馬鹿しい映画でありました。が、メキシコ人の不法移民という問題が根底に流れていて、意外とマジメに作られているなぁ、という印象。残酷描写が陰惨で汚らしく感じないのは、ロバート・ロドリゲス監督が持つ、ユー…

「エクスペンダブルズ」(2010)

まるで冗談のような、アクション・スターの揃い踏み。アクション映画ファンの妄想が実現したといっても大げさでもなんでもない。シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーの共闘なんて、あってはならない! それはホントに最後の切り札!…

「映画秘宝」発売中

本日発売の「映画秘宝」特別企画「この原作を映画化しろ!」で イラストを担当しました。 ジム・トンプスンの「残酷な夜」というノワール小説、僕も読みましたが、 滝本誠さんが書いているとおり、主人公の風体から予測不可能なラストなどなど、かなり奇妙な…

OZZY OSBOURNE「LIVE IN JAPAN 2010」

なんと、前回の来日は8年前になるのか。今年ニュー・アルバム「SCREAM」を発表したオジー・オズボーンの来日公演。「LOUD PARK 10」には行けませんでしたが、単独公演を観に行ってきました。 セット・リストは以下のとおり。・Bark at the Moon ・Let Me Hea…

SELF PORTRAIT - RUTH COPELAND

イギリスはダラム出身のシンガー・ソングライター、ルース・コープランドは、あのモータウンの音楽プロデューサーであるジェフェリー・ボーウェンとの結婚が縁で、モータウンから派生した新レーベル・インヴィクタスと初の白人アーティストとして契約、本デ…

「ジャーロ」(2009)

タイトルの「ジャーロ」とは本来イタリア語で「黄色」の意だが、70〜80年代にイタリアで大流行&大量生産された猟奇サスペンス映画を指す。言うまでもなく本作の監督・ダリオ・アルジェントは、そのジャーロ映画を牽引してきた傑物。過去に自分が手がけてき…

恐怖の人間生け花プロレス

頭がおかしくなりそうな猛暑が続いたと思ったら、今日なんか肌寒いし! 酒の飲み過ぎかな、という気がしないでもありませんが、すっかり気力を奪われてなんにもする気が起きません! というわけで、暑かったから、熱かったあのころの東スポの一面記事ですよ…

「ミミズバーガー」再DVD化

もう4年前になるのか、当ブログで「ミミズバーガー(原題:THE WORM EATERS)」ってカルト映画のDVDの発売告知をしたことがありました。僕がイラスト(ジャケにあらず。レーベルロゴ&ポストカード)を担当したので。→参照 アッという間に完売したそうですが…

「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」(2010)

先立って「作戦は奇を持って良しとすべし」と、チームのリーダーであるハンニバルに堂々と開き直られてしまうので、そんなバカな、などとツッコむのは野暮なのだろう、おそらく。夏のお祭り映画だし、なにも考えずに鑑賞すれば決して退屈しない娯楽作に仕上…

「週刊アスキー」発売中

本日発売の「週刊アスキー」の特集「最新 ハンズフリーヘッドセット10」のイラストを担当しました。 う〜ん。なんというか、21世紀ですね。

WWE「RAW presents SUMMERSLAM tour 2010」

今年も駆けつけましたよ! WWE日本公演! 会場の両国国技館は、おそらくどこからでもリングが良く見える造りでたいへんよろしい。どうもトイレが近いもんで、ビール片手に、とはいきませんでしたが、異常に暑い今年の夏を乗りきるニンニク注射を打ってもらっ…

classic alubums : PARANOID

Black Sabbath在籍時に受けた忠告どおり、楽器を手にすることなく、ろくに音楽の知識を身につけないまま、酒におぼれてコカイン吸って、ステージでコウモリを食いちぎって、泥酔してカミさんの首を絞めて、ホテルの廊下でウンコして、やりたいようにやって、…

「超絶ギタリスト養成ギプス 孤高のクラシック名曲編」発売中

ただいま発売中のムック「超絶ギタリスト養成ギプス 孤高のクラシック名曲編」(リットーミュージック刊)の表紙イラストを担当しました。(ムックの内容はこちら) シリーズ第2弾となる本作、タイトルどおり、バッハやヴィヴァルディ、ベートーヴェンといっ…

「プレデターズ」(2010)

冒頭、傭兵やらスナイパー、死刑囚に加えなぜか日本のヤクザまでが、いきなり上空からパラシュートで見知らぬジャングルに放りこまれる。これは観客をスクリーンに引きつけるに充分な効果をあげているし、そのジャングルの正体が分かるシーン、あぁ、これは1…

宇宙人に会った

7月6日付の東京スポーツ紙に、こんな記事が! どうやら菅直人さんが総理大臣に就任したことを受けて、UFO情報公開への行動に踏み切ったようだけれども。ただでさえ参院選を目前に控えているのに、さらに内閣支持率やら消費税引き上げ問題やらで、民主党は大…

「サバイバル・オブ・ザ・デッド」(2009)

ジョージ・A・ロメロ監督がモダン・ゾンビのあり方を定義した「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」を世に発表したのが1968年。おいッ、それから約40年経っても、なお! ロメロの新作ゾンビ映画が日本の映画館で鑑賞できる。まず、この事実が快挙でしょ。…

ESCALATOR - SAM GOPAL

まず、こんな妖気すら漂うむさい野郎どもが揃ったジャケだけで、ほぼハートは射抜かれてしまっているのだけれど、購入、帰宅して、CDを再生して、やっぱり悶絶! 60年代末のイギリスにじっとりと息づいていたこのバンド、ヴォーカルとギターを担当していたイ…

「アウトレイジ」(2010)

この映画を観ると、「ヤクザ」ってのは稼業ではなく、もう人種なのではないかという思いを禁じずにはいられません。「そういう生き物」という見方も大げさではないんじゃないか。人間誰しも多かれ少なかれ、破壊衝動を抱えているとはいえ、なぜあそこまで過…

「運命のボタン」(2009)

封切り当時、正直言って心惹かれるものがなく、劇場鑑賞はスルーするつもりだったのだけれど、Twitterにて知り合いが大傑作だとつぶやいていたのを知り、ここは生来の野次馬根性で、公開終了ギリギリセーフで観た次第。 ん〜、こッれは不意打ちでしたね。原…

激マン!

先週金曜日に発売された「週刊漫画ゴラク」に鳴り物入りで連載が始まった、永井豪先生の「激マン!」。還暦を過ぎて、いよいよ永井先生、自分の漫画家人生を総括することを決断したのか。時は1972年。一時は週刊少年誌に連載5本(!)を抱えていたほどの売れ…

妖怪人間ベム

「はやく人間になりたい!」のフレーズでスッカリおなじみ。昭和43年放送とはいえ、くりかえし再放送されてきたし、ダウンタウンが「ごっつええ感じ」でネタにしていたので、決していまどきの皆さんに縁がないアニメーションではないと思います。 「Yokai_Ni…

「ウルフマン」(2010)

主演のベニチオ・デル・トロが、本作で製作も手がけるほど狼男に惚れこんでいたとは知らなかったけれど、あのツラ構えを頭に浮かべると、さほどミスマッチではない。特殊メイク担当は、あの「狼男アメリカン」のリック・ベイカー御大ですよ! この人選だけで…

週刊「SPA!」発売中

ただいま発売中の週刊SPA!の特集「アナタを殺す意外な生活習慣」のイラストを担当しました。 記事を読みましたが、該当するのは3つぐらいかなぁ。あ〜、それでも僕は酒を大量に飲みますからね。眼精疲労が精神疾患に結びつくとは、たしかに意外です。しかしP…