オーグロ慎太郎の「新・夜明けのない朝」

生まれる時代を間違えたような気がするけど、それでも生きてるイラストレーター。お仕事は随時承っております。Contact me. : cannabis●ce.mbn.or.jp(スパム対策のため、●を@に変えてご使用下さい) http://shintaro-ooguro.com

2011-01-01から1年間の記事一覧

今年もあとわずか

今年を振り返れば…って、そりゃあ激動の一年でしたよね。3月11日におきた東日本大震災。東京にいても、あの激しい揺れに全身が凍ったことを昨日のことのように憶えています。まだまだ、なにも解決していないんですよ。 個人的にも、絶好調とはいえない年で…

Umanosuke Ueda passed away(1940-2011)

Rest in Peace.

WWE「RAW World Tour 2011」

震災の影響で、今年は日本公演なしなの? と思われていましたが、延期はしたものの、今年も来日しました、WWEスーパースターズ! その心意気に感謝しつつ、今回も生観戦しました。体調はイマイチだったんですが。(試合結果・スポーツナビ) 永年「RAW」や「…

「コンテイジョン」(2011)

人間を死にいたらしめる謎の新型ウィルスの脅威を描いたパニック・ムービーなのだが、スティーブン・ソダーバーグ監督は、かつての「トラフィック」を彷彿させる、つとめて派手さを抑えた淡々とした演出で、まるでドキュメンタリーを観ている気分にさせられ…

THE HOWLIN' WOLF ALBUM - HOWLIN' WOLF

ミシシッピー・ブルースの巨人、ハウリン・ウルフ1969年発表のアルバム。タイトルもシンプルなら、ジャケもシンプル。「これはハウリン・ウルフのニューアルバム。彼は気に入っていない。そもそもエレクトリック・ギターが嫌いなのだ」。この文句、ブルース…

燃えろ!新日本プロレス

現在、書店にはすでにvol.2が平積みされていますが! 最近になってやっと、DVDマガジン「燃えろ!新日本プロレス vol.1」(集英社刊)を発泡酒片手に鑑賞することができました。記念すべき創刊号の目玉は、第1回IWGP決勝戦でやんスか。当時、テレビで観戦し…

「スリーデイズ」(2010)

平凡な大学教授の妻が、ある日突然、殺人容疑で逮捕される。妻の無実を信じてやまない(ハリウッド映画のセオリーにのっとれば無実なのだが)夫・ジョンの狂気にも似た、たった一人の闘争の物語。上映終了間際に、なんの気なしに鑑賞したのだけれど、果たし…

「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」(2011)

本作の目玉である、ピーター・ジャクソンの「ロード・オブ・ザ・リング」や「キング・コング」でも活躍した、パフォーマンス・キャプチャーという技術。これは大げさではなく、革命だと思う。かつてロブ・ボッティンや、リック・ベイカーといった一流の特殊…

GIRLS WITH GUITARS

そういえば『Girls in the Garage』ってシリーズのアルバムを何枚か買ったっけ、なんてことを思いだし、たしか1000円もしなかったので、ディスクユニオンでなんとなく購入したこのコンピ。帰宅して聴いてみましたが、若さというか、元気がみなぎってます。こ…

「ピラニア 3D」(2010)

「トランスフォーマー」最新作をIMAX 3Dで鑑賞し、アトラクションの要素の強さから(上映時間の長さもあるけれど)グッタリ疲れてしまい、当分の間3D映画からは距離をおこう、なんて思っていたのに! おまけに、近年のホラー&スプラッター映画は、意識して…

「超絶ドラマー養成ギプス」発売中

ただいま発売中のムック「超絶ドラマー養成ギプス」(リットーミュージック刊)の表紙イラストを担当しました。 ハイパー・テクニカル系教則本"養成ギプス"シリーズのドラム編が登場! アグレッシブかつテクニカルなスタイルを武器に、メタル・シーンの中で…

INOKI GENOME 〜Super Stars Festival 2011〜

同日に、新日・全日、ノアの3団体が合同で日本武道館にて開催した「ALL TOGETHER」も盛況だったそうですが! 僕は両国のIGFを選びました。まだIGFを観戦したことがなかった、というのも理由ですが、豪華には違いないけれど、どこかいかがわしさが漂う、ズラ…

赤札屋 新橋本店

8.27 両国国技館で開催される「INOKI GENOME ~Super Stars Festival 2011~」を目前にひかえ、身体が疼いたのか、近年で最悪の夏バテ状態のなか、新橋は烏森神社のはす向かいに店をかまえる「赤札屋 新橋本店」へ行って参りました。 この大衆居酒屋とプロレ…

Joe Yamanaka passed away(1946-2011)

Rest in Peace.

週刊「SPA!」発売中

ただいま発売中の週刊SPA!の特集「アナタは気づいていない! 30代[死に至る病]の微妙な兆候」のイラストを担当しました。 軽い気持ちで読み始めたんですが、読み終わるころには、半年先には自分はもうこの世にはいないのでは、と本気で心配する始末。胃ガン…

Yoshio Harada passed away(1940-2011)

Rest in Peace.

「マイティ・ソー」(2011)

北欧の神話が元になっているのか。なぜ、シェイクスピア俳優として誉れ高いケネス・ブラナーが、このアメコミ映画の監督をつとめたのか。それがなんとなく気になって、原作に馴染みがない本作を鑑賞したわけですが、観れば納得。前半、神々が住むアスガルド…

「超絶ベーシスト養成ギプス」発売中

本日発売のムック「超絶ベーシスト養成ギプス」(リットーミュージック刊)の表紙イラストを担当しました。 国内屈指の技巧派ベーシストである村井研次郎氏(カリガリ、the CYCLE、ex.SEX MACHINEGUNS)が、3フィンガーやタッピング、高度なスラップなどを駆…

「さや侍」(2011)

なんだかんだで、松本人志の映画は、野次馬根性で3作とも映画館で観ている。今作、初の時代劇ということに加え、前2作よりもなにやらシリアスな雰囲気が漂っている気がして、少々マジメに(?)鑑賞した。つもり。 ストーリーの説明は書かないけれど、奇抜な…

「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」(2011)

チャールズ・エグゼビアとエリック・レーンシャー、のちのプロフェッサーXと宿敵マグニートーの邂逅を軸に描いた本作、「X-Men」サーガの最高傑作との呼び声に違わず、新人類・ミュータントの孤独や団結、そして対立をきちんと盛りこみながらも、2時間超の上…

おとこ足の少女(作・谷ゆきお)

慣れないスキーで転倒、左足を骨折した主人公・たまみ(←ホラー漫画にシックリくる名前!)。ぶつかった相手が敏腕の女医だったことから、とっとと手術を受けるのだが、なぜか知らない男の足を移植され、その足から黄色い毛が生え始める…! 「おとこ足」。ホ…

Randy Savage passed away(1952-2011)

Rest in Peace.

「ブラック・スワン」(2010)

正直、観終わった後、心身ともにグッタリしてしまった。殺人鬼やモンスターはでてこないが、ジャンル分けするならば、ホラーのカテゴリーにはいるでしょう。オスカー主演女優賞に輝いたナタリー・ポートマンが演じる、バレエ一筋に打ちこむ、生真面目な優等…

「ザ・ライト -エクソシストの真実-」(2011)

エクソシズム、悪魔祓いをテーマに映画を製作する時、観客もおなじだろうけど、どうしたってウィリアム・フリードキンの傑作「エクソシスト」を意識せずにはいられない。今作はホラーやオカルトの色を抑えめに、そのかわり、若い神学生が失いかけていた信仰…

THE PARABLE OF ARABLE LAND - THE RED KRAYOLA

凶悪サイケデリック・ロックの傑作。シラフで聴いててもなにやら不穏な空気が伝わってくるんだから、ドラッグで酩酊した脳に、この異形な音がどう響くのか。考えただけでもゾッとします。 1966年に発表された、The Red Krayolaのデビュー作をこんな惨状にし…

「ザ・ファイター」(2010)

ボクシングをテーマにした映画といえば、サクセス・ストーリーの定番だけど、今作の主人公・ミッキー・ウォードの場合、勝利をおのれのためにつかみ取るのではなく、まるで寄生虫のような家族に強いられている(タカられている)ところが特殊。実際これは家…

Pray for Japan

「ヒア アフター」(2010)

製作総指揮の欄に、スティーブン・スピルバーグの名が連ねてある。そして、映画の冒頭、パニック映画と見まがうような大津波がタイの街を飲みこむ。監督・クリント・イーストウッドの新作が「死後の世界」を扱うことを知った時は「ヘェ〜」と思ったけれども…

CHAPTERS AND PHASES : THE COMPLETE ALBUMS 1973 - 1975 - BLO

ギターのBerkely Jonesから"B"、ドラムのLaolu Akintobiから"L"、そしてベースのMike Odumosuからだけ、なぜかファミリー・ネームの"O"。3人合わせてバンド名は"BLO"だコラ! アフリカはナイジェリアから鳴り響くサイケデリック・サウンドに、耳、そばだてよ…

Gary Moore passed away(1952-2011)

Rest in Peace.