激マン!
先週金曜日に発売された「週刊漫画ゴラク」に鳴り物入りで連載が始まった、永井豪先生の「激マン!」。還暦を過ぎて、いよいよ永井先生、自分の漫画家人生を総括することを決断したのか。時は1972年。一時は週刊少年誌に連載5本(!)を抱えていたほどの売れっ子ギャグ漫画家、ながい激(自伝的作品なのに、自分のペンネームを名乗らないあたり、梶原一騎の「男の星座」を思いだしました)。しかし、もともとSFマンガを描きたかったながい先生、まだ大人気だった「オモライくん」を打ち切ってまで、「少年マンガ人(少年マガジン)」誌で新連載を始めたいと編集長に直訴! そのマンガこそ、あの名作「デビルマン」だったとさ。
しかしまぁ、誌面からツバがとんできそうなぐらい、ながい先生がハイテンションで自分語りするする。マグマが噴きだすように、編集者にありったけの情熱を叩きつけまくる。第1話からこんなに飛ばして、息切れしないのか心配するほどですよ。このまま、ながい先生がひたすら気炎を上げ続けるだけなのか、同業者や作家先生等の交流も描かれるのかは分かりませんが、今後の展開が楽しみなことは間違いありません。ですんで、永井先生がたまぁにやらかす、突然の連載休止だけは勘弁してください!