オーグロ慎太郎の「新・夜明けのない朝」

生まれる時代を間違えたような気がするけど、それでも生きてるイラストレーター。お仕事は随時承っております。Contact me. : cannabis●ce.mbn.or.jp(スパム対策のため、●を@に変えてご使用下さい) http://shintaro-ooguro.com

「スネーク・フライト」(2006)

Snakes_on_a_plane

飛行中の旅客機内に数千もの毒ヘビがばらまかれた! おい、ウソだろ! そんなのありえない! おいおい落ち着け、ありえないから映画にするんだよ!!

「どうせつくならドでかいウソを」。こんな当たり前のことをスッカリ忘れている自分がいました。「いかがわしい」。なんて魅力的な言葉。子供のころはテレビやマンガ、映画、音楽…、あらゆる娯楽にいかがわしさが塗りたくられていたよなぁ。いい時代でした。現代はネットをはじめ、メディアの普及でほとんどの事象の裏側が見えてしまいました。本当のことを知りたい。ごもっとも。いや、実はさらに隠された真実があるやもしれない…。でも、知らないほうがオモロい、ミステリアスでワクワクする。ええッ、あのヒトは裏でこんなことをしていたのか…! 知ったところで、大抵ため息がでるんですよねぇ。どのシーンのヘビが本物で、どこでCGが使われているのか、って? …ちっちゃなことですよ。

純粋に娯楽映画として、存分に楽しめます。本国でもコッチでも、「おバカ映画」として評判をとっているらしいですが、内容についてはともかく、バカな人間にはこんなオモロい映画は撮れませんよ。それにおバカなヒトって、なぜか背伸びしたがるし、ウン。

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