WWE「SMACKDOWN & ECW LIVE」
というワケで、今年も万障繰り合わせて、日本武道館へ行ってきましたよ、WWEジャパンツアー! SMACKDOWNの顔である、ジ・アンダーテイカーは長期欠場中。くわえて、現在、悪役(ヒール)のトップであるエッジがアメリカでの巡業中、試合中ヘンな形で足首をひねって、アキレス腱断裂のため急遽来日中止。とまぁ、そんなこんなで、史上最低の日本興行になるのでは、と危惧されていたのですが、オオ…恐れ入谷の鬼子母神ッ!! 盛り上がったなぁ! (試合結果・スポーツナビ)
そういえば、旧全日本プロレスが気炎をあげていたころ、実況の若林健治アナが叫んでましたよ、「全日本プロレスに、前座試合はありません!!」って。それは置いておいて、いきなり第1試合から、日本マット界なら余裕でメインをはれる、モリソンとベンジャミンのシングルでいきなり観客をヒートアップさせるか。前菜なしか。それがお前のやりかたか。
僕がお目当てにしていた選手は、ECW(現在はRAWに移籍)所属のジャック・スワガーって若手でして。だもんで、この日の僕のベストマッチはメインではなく、ECWタッグマッチでした。スワガーはガタイはいいし、アマレスで鍛えた基礎があるから、いちいち技に説得力あるし。まるでリング下にスプリングが仕込んであるかのようなドルフ・ジグラーのバンプ(受け身)や、空中殺法の応酬も好きなんですがぁ。やっぱアメプロではヘビー級選手の試合が観たいですよ。パワースラムで地響きがおきるような。
世界ヘビー級チャンピオンとはいえ、CMパンクがメイン・イベンターの器なのか。それはひとそれぞれ意見があるでしょうが、試合形式を凶器使用OKのエクストリーム・ルールにした判断は、賢明だったと思います。日本にWWEの存在を根付かせたい、という気概を充分に感じさせられましたから。ただ、CMパンク、途中からちょっと息があがってませんでした? いや、気のせいだったらイイんですけど。