「SARUSARU漫画展2」より - クリスチーナ・リンドバーグ
先月、江古田のCafe FLYINGTEAPOTにて開かれた合同展「SARUSARU漫画展2」に僕が展示したイラストをアップします。
1970年代のセクスプロイテーション映画の女優を描こうというアイデアから、まずは『
〜血まみれの天使〜(Thriller - en grym film) 』のクリスチーナ・リンドバーグです。
イラストを仕上げたあとDVDで映画本編を観直したら、劇中でクリスチーナ演じるフリッガが、銃身を短く切っていたことをすっかり忘れていました。正直、ポカした。
ちなみにこのイラストはPhotoshopを使わずに、Affinity Photoで全て描きました。
#christinalindberg #theycallheroneeye #illustration #affinityphoto
The Damned Live in Japan 2017
ひとことで言ってしまえば、生涯忘れることのないライブになりました。
昨年公開されたダムド初のドキュメンタリー映画『地獄に堕ちた野郎ども』の興奮も冷めやらぬうちに、来日公演の発表が! んで、フタを開けてみれば即ソールドアウト! あーた、1977年じゃないんだよ、今年2017年だよ。いったいなにが起きてるの!?
そして3月3日ライブ当日。嬉しさあまって、僕としては珍しくきっちり開場時間にクラブ・クアトロに足を運んだわけですが、会場前にちょっとした人だかりが。ん? 誰かいる!
キャプテン・センシブルその人なのでした。なんという旺盛なファンサービス! ライブ開始1時間前に、早くも頭のなかが真っ白になるのが分かりました。
会場入りし、まずは物販コーナーへ。行きの電車のなかでスマホでFacebookを見てたら、キャプテンの投稿で、僕がイラストを手がけたグッズを少量販売するらしいじゃないですか!
トートバッグ買おうと思ったけど、案の定売り切れ。Tシャツとステッカーを購入。うわー、会場内はものすごい人いきれです。熱気が充満してます。
で! ついにライブが始まりました! セットリストは以下のとおり。
- Melody Lee
- Generals
- Disco man
- I just can't happy today
- Alone Again Or
- Love Song
- Machine Gun Etiquette
- Street of Dreams
- Eloise
- Stranger on the Town
- Ignite
- Plan 9 channel 7
- Wait for the Blackout
- The History of the World (Part 1)
- New Rose
- Neat Neat Neat
- Life Goes On
- Noise Noise Noise
- Smash It Up
- Anti Pope
個人的にはDisco man、Stranger on the Town、Igniteが聴けたのが嬉しい。そういえば、いまのメンバーでAnythingって演ったことあるんだろうか。聴いてみたい。それにしても演奏巧いよなぁ! デイブ・ヴァニアンのパフォーマンスってただ事ではないレベルだと思う。
ここからは個人的な話です。来日公演が決まったとき、僕はある決意を固めたのでした。それはメンバーのイラストを描いて、それをプレゼントするというもの。
結果、本番前にキャプテンの奥様に無事イラストを手渡すことができました。目標達成! しかしッ! その翌日(横浜公演の日)、予想をはるかに超えたサプライズが!
キャプテンが、Facebookに僕のイラストとメンバー全員がおさまった画像をアップしてくれたんです。しかもイラストをマネたポーズで!
iMacの前でしばし放心。彼らの1stアルバムをLPレコードで買ってから20年以上がすぎた21世紀に、こんな奇跡がおきるとは。
感謝。感謝以外のなにがあるだろうか。The Damned、あなたがたは世界最高のロックバンドです。ニュー・アルバム楽しみにしています。そしてもちろん、何度でも、なんなら月1ででも来日してください。本当にありがとうございました。
SoundCloudのLady Porno
僕の友人の、自称・音楽偏食家でアマチュアミュージシャンのレディー・ポルノって名前の男と2人で、自宅で酒を飲みながらMacのGarageBandを使ってあーでもないこーでもないと、結局はどこかで聴いたことのあるような古臭〜い曲を作ってるんですが(という設定)、オリジナルやカバーがたまってきたのでSoundCloudで公開しています。
あー、もっとギター上手くなりたいなぁ。キーボードももっと弾けるようになりたい。ひとりで、いや2人で聴いていてもつまらないので、お時間のある時に聴いてみてください。よろしくお願いしまーす!
「1984年のUWF」
『1984年のUWF』読了。ほぼ全編にわたり、佐山聡の革新性と天才を褒めそやす一方で、相手にケガをさせることに鈍感なクラッシャーで(アンドレとの不穏試合や長州蹴撃事件で新たなファンを獲得する推移は面白い)、佐山のシューティング・プロレスのスタイルを丸パクリし、ビッグマッチ以外では露骨に手を抜いたなど、前田日明に対する評価はきわめて辛辣。
「(前略)心の中では、UWFの試合は面白くないと思っているんです。でも、世間では『UWFこそ本物!』と言われているし、『週刊プロレス』もそう書いている。
『UWFのプロレスがわからないとダメだ』という強迫観念が、僕の中にはありました。たとえば、ゴダールやトリュフォーの映画を観て『わからない』とは言えないじゃないですか。言えば自分がわかっていないことがバレてしまうからです。(後略)」(本文中より。格闘技ライター堀内勇の発言)
UWFが選手やフロントではなく、観客の幻想によって支えられていたことが強調されている。著者の、プロレスに対する徹底的に冷めた視線や、レスラーの心情を本人に代わって代弁してしまう筆致は相変わらず。