SELF PORTRAIT - RUTH COPELAND
イギリスはダラム出身のシンガー・ソングライター、ルース・コープランドは、あのモータウンの音楽プロデューサーであるジェフェリー・ボーウェンとの結婚が縁で、モータウンから派生した新レーベル・インヴィクタスと初の白人アーティストとして契約、本デビュー作「Self Portrait(邦題「自画像」)を発表するに至るわけですが、いくら強調してもしたらないのは、バックを務めているのが、当時同レーベルに所属していたファンカデリック(パーラメント)ということですよ!
ブラック・ロックのにおいがムンムンするジョージ・クリントンとの共作をふくめ、アカペラあり、モータウン調あり、失恋を唄ったメランコリックなナンバーありと、かなり雑多な印象を受けますが、おい、アルバムのトリを飾るのは「Un Bel Di (One Fine Day)」。なぜにオペラ「蝶々夫人」が飛びだすか。でも、ギターの音色(おそらくエディ・ヘイゼル)が涙をさそうほど素晴らしいので合格ッ!
引き続きファンカデリックを従えて、ヘヴィ・ロックを全面に押しだした2nd「I Am What I Am」。ストーンズのカヴァーが秀逸すぎる、これまた大傑作なので、もう、2枚まとめて聴いちゃってください! 近年、ボーナス・トラックつきの2枚組CDがリリースされたから! 日本のアマゾンでも買えるし!