バビロンの祭り(CARNIVAL IN BABYLON) - AMON DÜÜL Ⅱ
70年代ジャーマン・ロック(クラウト・ロック)を語るうえで、カン、クラフトワーク、アシュ・ラ・テンペル、タンジェリン・ドリーム etc.と共に、決して外してはならないバンドが、アモン・デュール2(AMON DÜÜL Ⅱ)。彼らの代表作といえば、ギンギンにサイケな1st「Phallus Dei(邦題・神の鞭)」や2nd「Yeti(邦題・地獄!)」が挙げられるけれど、1972年に発表された4thアルバム「Carnival In Babylon(邦題・バビロンの祭り)」。これも捨てがたい。
たしかに前3作に顕著だった、インプロビゼーションの垂れ流しはなりを潜め、マジメにコンパクトな楽曲づくりに取り組んだため(?)、こってり系ラーメンのスープの背脂みたいなアクの強さは抜けてしまったけれど、代わりにそれまで耳にはいってこなかった静かな酩酊感が顔をだして、悪くないですよ、コレ。
アルバム2曲目に収められた「All The Years 'Round(邦題・年月のめぐり)」のビデオ・クリップも、ウン、雰囲気、雰囲気!↓