「THE 4TH KIND フォース・カインド」(2009)
予告編を観た段階で、ある程度内容が予想できてしまったのですが、実際に本編を観たら、その通りでしたよ。でも、子供のころからこのテの話、好きなので。あまり真偽については興味はなくて「あったらオモロいじゃん」レベルのスタンスですが。
「信じるか信じないかはあなた次第」なんてセリフが冒頭から飛びだしますが、アラスカ州のノームで起きている怪事件についてだけではなく、その事件の謎を解こうと奮闘するミラ・ジョボビッチが演じる心理学者・アビゲイル・タイラーの言い分も信じていいのか、というもうひとつの問いかけもあったんですね。タイラー博士本人(?)も登場しますが、どう見ても精神を病んでいるご面相。とにかくかなり特殊な事件なわけで、スカッとした気分で家路につくことはできませんが、後半、あきらかに再現フィルムの域を超えている演出があったりするんで、製作者サイドの思惑は、まぁ、あっち側なんでしょうね。そもそも実話じゃないしッ。
「第3の選択」ってTV映画を思いだしましたよ。僕は昔、深夜にテレビで観たんですけど。そっちのほうがモキュメンタリーとしてはよくできていたし、面白かったなぁ。