「ステルス」(2005)
あぁ、それはもう、充分に感じましたよ。最新鋭のコンピュータが、あんなことでイカれてしまっていいのか。よその国であんなコトやらかしちゃっていいのか。あのシーンはパクリにしても分かりやすすぎだろ、とか。伝わりましたよ、観ていて伝わりましたよそれは。
ただなぁ…。鬼の首をとったみたいに、「大金を注ぎこんでこんな映画を作るハリウッド(&それを喜んで観ているアメリカ人)はアレなんですぅ!」てな文章も、そろそろマンネリなんじゃないか? 映画で飯食ってる人は、そりゃ身構えて観るわなぁ、ウン。けど、気晴らしというか、暇つぶしで過ごすぶんには、悪くないですよ、この映画。
細かい説明はアレしないけれど、大空にデッカい炎のリングが出現するシーンがあるんですよ。なんかね、夏の夜の隅田川で趣向をこらした打ち上げ花火を見ているような気分になってね。これが映画館の大画面で映画を堪能する醍醐味だよなぁ、なんて感心しちゃったんですよね。子供は大喜びするんじゃないかな…。えッ、子供になにが分かるんだって!? いやいや、子供の感性をバカにしちゃぁあいけませんよ。