オーグロ慎太郎の「新・夜明けのない朝」

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「ファンタスティック・フォー/超能力ユニット」(2005)

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最愛のペットを病気や事故で失ってしまい、ショックでなにも手につかなる状態になることを「ペットロス」とよぶんだそうだが、さしあたり最近の僕は、かるい「安達祐美ロス」状態というのかなぁ…。おめでとうもなにも、あまりに突然だもんなぁ、うん。相手がどうこうっていうのはありませんが、なんだ、もう子供がいるってんでしょ、お腹の中に。生々しいよなぁ、想像しちゃうよなぁ、やっぱり。

そんな状態でこの映画を鑑賞したわけですが、あの悪役ね、鉄仮面かぶった奴。あいつはいったいなにがやりたがったんだ? テレビでニュースを見ていると、犯行の動機を「気分がムシャクシャしてやった」って供述する犯人がいるけれども、それと似たようなモンなのか? 主人公の4人組のひとりが岩石を積み上げたようなゴツい容貌で。そいつがムードメーカー的な役割なのかな、と思ったら、かなり悩める男で、同情してしまったな。そのかわり、リーダーが授かった超能力ってのが、身体がゴムのように自在に伸びるという。本人は真剣に闘っているんだけど、だからこそ、なんというか、何回か笑いのツボを押されてしまったな。

メンバーの紅一点、ジェシカ・アルバちゃんっていうの? は透明人間になれるんだけど、服着てちゃ意味無いってんで、脱ぎだすんですよ、群衆のド真ん中で。これまた想像しちゃうよなぁ、というか、この監督がぶら下げた餌に、簡単に釣られているんだろうなぁ、僕ぁ。

050919