山岡士郎と海原雄山が和解
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080512-00000035-oric-ent
1983年から小学館『ビッグコミックスピリッツ』にて連載されている人気マンガ『美味しんぼ』の主人公・山岡士郎と、長年の確執がある父親で美食家の海原雄山が12日(月)発売の同誌で、ついに和解した。原作者の雁屋哲が自身のブログで「5月12日は私にとって特別な日である。(中略)1983年以来続けて来た「美味しんぼ」に一区切りをつけるからだ」と自身の想いを綴っている。
↑いつかは来ると分かっていたその日が、忘れかけていた頃に、突然訪れました。そりゃコンビニにスピリッツ買いに走ったさ! んで、読み終えて…。いいの?これ? マンガとはいえ、25年(厳密にはもっと長い)の確執ですよ。泣きながら抱き合え、とは言わないけど、なんだか、こう、小津安二郎の映画のような(?)静か〜な幕引き。あまりに長い間引っ張りすぎると、こんなやりかたしか残されていないのかな。原作者の雁屋哲さんのBlogを読むと、最近は「脳みそが空っぽになったというのか、硬直してしまったというのか、何も案が浮かばない」状態だったそうで。お疲れ様でした。
海原雄山は、とくに孫ができてから、すっかり角が取れておとなしくなってしまったよなぁ。そのかわり、なぜか大原社主が凶暴になっていくんだけど。やっぱねぇ、場所をわきまえずに怒鳴り散らす、やたら偉そうな海原に、やさぐれたチンピラみたいな山岡が噛み付く。食のウンチクより、この2人の抗争が面白かったんだよなぁ、初期の「美味しんぼ」は。