孤独のグルメ
主人公であり、個人で輸入雑貨の貿易商を営む井之頭五郎が、初めて、または久方ぶりに訪れた街で空腹をおぼえ、近くにあった定食屋に飛び込み、飯を食う。ただただ、それだけのマンガ。ほとんどなにもドラマはないのに、これが面白い。ウン? しっくりこないな、何度読んでも飽きない。五郎が食について、なにか能書きをたれることもない。ひとりで黙々と飯を口に運び、こころのなかで「ウン、うまい」と独りごちたり。それだけ。なのに愛おしい一冊。なんなんでしょうね。
全18話のすべてではないでしょうが、実在の店をモデルにしている話が多いようで。たとえば第4話「東京都北区赤羽の鰻丼」で、五郎は朝の9時半にすでに営業している居酒屋に出くわすんですが。
↓このお店、赤羽に実在する老舗「まるます家」さんです。
http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13003778/
「うな丼」750円、「スッポン鍋」700円かぁ。今度行ってみよう。