男 宇宙
音楽がダウンロード配信される現代社会。ショービジネスの世界をビジネスの側面から見れば、そりゃ便利だし理にかなっているとは思う。しかしッ、音楽は、歌はもはや「商品」なのか? いや、故意なのか無意識なのかは分からないけれど。創作活動に枠などない! と主張する楽曲を集めたCD、それが「男 宇宙」。
1曲目(?)、「空手バカ一代」でおなじみ、大山倍達の「息吹き」に耳をすますやいなや、友川かずきがギターをかき鳴らす「生きてるって言ってみろ」に、いきなりハンマーで頭を殴られたような衝撃をおぼえるはず。↓
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YouTubeに動画がアップされていたので、ありがたくシェアさせていただきました。↓
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ほかにも、野坂昭如「ポー・ボーイ」、ジャイアント馬場「満州里小唄」、菅原文太「日本万歳音頭」、萩原健一「前略おふくろ」などなど、けっして聞き流すなんてできない、そして正直、もったいないので他人に教えたくない、そんな思いに駆られる楽曲、そして語りが23曲。そしてこれだけは声を大にして言いたい。安藤昇「男が死んで行く時に」のカッコよさ! なんなんだよ!
この世の出会いに偶然などない。すべて必然なのだ。などとなんの根拠もなく語るつもりなど、さらさらありませんが。結果的に僕は出会ってしまったんだよなぁ…。いや、そんな思いにさせられてしまうんですよ、このCDを聴いていると。