オーグロ慎太郎の「新・夜明けのない朝」

生まれる時代を間違えたような気がするけど、それでも生きてるイラストレーター。お仕事は随時承っております。Contact me. : cannabis●ce.mbn.or.jp(スパム対策のため、●を@に変えてご使用下さい) http://shintaro-ooguro.com

A BIGGER BANG TOUR 2006

A_bigger_bang_tour_ticket Rolling_stones 小雨が降るなか、東京ドームに行ってまいりました。うわぁ…。会場へ向かう人々の年齢層の高いこと!子供連れなんて、もう珍しくもなんともないですよ、ウン。開演前の観客席の雰囲気もじつに和やか。酔っぱらって大騒ぎしているロック野郎なんか、ひとりもいませんでしたよ、少なくとも記憶にございません。アリーナ席への階段を、金髪の内田裕也がゆっくりと降りていく。ほぼ開演時間に客電が落ち、約1時間ほど、3ピースのバンドがフロント・アクトをつとめ、いよいよロックンロール・ショーがスタート!

セット・リストは以下のとおり。

1 Jumpin' Jack Flash
2 Let's Spend The Night Together
3 She's So Cold
4 Oh No Not You Again
5 Sway
6 As Tears Go By
7 Tumbling Dice
8 Rain Fall Down
9 Night Time Is The Right Time (dedicated to Ray Charles)
10 This Place Is Empty
11 Happy
12 Miss You
13 Rough Justice
14 Get Off Of My Cloud
15 Honky Tonk Women
16 Sympathy For The Devil
17 Paint It Black
18 Start Me Up
19 Brown Sugar
(encore)
20 You Can't Always Get What You Want
21 (I Can't Get No) Satisfaction

昨年のニュー・アルバムから&めったにライヴで披露しないナンバーを交えつつ、グレイテスト・ヒッツのたたみかけで、きっちり締めくくってくれました。個人的な感想を述べさせてもらうと、メドレーでかまわないから、アコースティック・ギターだけで、しっとりと3曲ぐらい演ってほしかったなぁ。マスコミは今回の来日ツアーについて、メンバーの年齢のことばかり報じていたけど、体力の問題ではなく、還暦をむかえたからこそ醸しだすことができる、激しさとは違うミックやキースの味わい深い一面を観たかったわけです。

最初から最後までほとんど立ち上がったりせず、ビールを飲みながらのんびり楽しみました。なんというか、ヘンなありがたみに急かされることなく、やっと”イッツ・オンリー・ロックンロール・バンド”としてストーンズを観ることができたな、という気分。ライヴの途中で、キースが歌いだすと、トイレに行ったり、酒を買いに行ったりする連中。あいつらフザケンナ、けしからん!と憤慨する熱狂的なファンが多々いるようですが、そんなのは人それぞれ。個人の自由ですよ、ウン。

060326