SONGS FROM THE CRYSTAL CAVE - STEVEN SEAGAL
大阪は十三が生んだ、世界最凶のアクションスター、スティーブン・セガール先生が、満を持してCDデビューです! 帯を読んでのとおり、リスナー(or 信者)が格付けする前に、はやくもレコード会社のほうから「カルト」宣言ですよ。分かってるなぁ。まぁアレだ。その昔、DVDプレイヤーを購入して、はじめて買った映画ソフトがセガール先生の「グリマーマン」だった僕的には、マスト・アイテムってことですよ!
思えば「沈黙の断崖」だったか、ケンタッキーの田舎へ訪れた、セガール先生演じるマーシャルアーツの達人である水質調査官(「そんな奴おらへんやろ〜!」by 大木こだま)が、地元のお祭りの壇上に飛び入りで上がりこみ、いきなりギターをかきならして、美味しいところをひとりでかっさらうという、じつにセガールイズムにあふれた場面。あれが、先生が全世界にギターの腕前を見せつけた最初だったはず。テレビの吹替版と違い、じっさい先生の声は、いかつい容貌には似合わず、か細く繊細です。そんな先生が7曲目「LOLLIPOP」で語りかけるように唄う…。
愛している 愛している とても愛しているよ
でも君には知られたくはない
こんなん聴かされたら眠れなくなりますよ、いろんな意味で。ほかに「NOT FOR SALE」という曲も収録。俺は売り物じゃない!! そりゃそうです。セガール先生が大量生産されたら、りっぱな軍需産業ですから!
海のむこうでも、そんなセガールイズムを理解している人々は存在していて、彼らはそれを映像というかたちで世界に発信しています。興味があるかたはここをクリック。Toilet Cartoonsがおすすめ。