105円本ハンター
あ〜、今年も夏バテした!食欲なし! ビールが美味い! ところで日本産のマンガやアニメって、いまや全世界に通用する立派な文化ですよね、なんていまさら念押しする必要なんかない程に。その一方で、マンガは市民権を得て偉くなりすぎたがために、オモロくなくなった、なんて批判もあがってますよね。僕は昔気質な性格ですから、そういう意見にはおおいに賛同したいところですが、テレビドラマや映画の原作になるほど売れている、一般大衆に支持されているマンガが数多く存在しているという事実。事実は事実です。完全無視ってのも大人げないですから、機会というか縁があったら読んでみますけど。
だけど、これはやりすぎだろ、ってアレもいくつかあるわけで。パラパラッとしか立ち読みしてないからあーだこーだアレしませんが。…靖国のアレは是か非かとか。韓流に物申すだとか。そんなこと書くなよ、ではなくって、マンガの紙面を飾ってアレするモンじゃないだろ、そういうアレはって。なんというか、マンガってのは、セックス! 暴力! 復讐! 野望! そして美食! みたいな人間の煩悩にピーンとくるネタがテーマであってね、ストーリーは義理人情がからんで、イイ感じで御都合主義っていうね、それが王道ですよ。で、そんな時代遅れの作品がひっそり息づいているのが、BOOK・OFFの105円コーナーなわけですよ、ウン。
…という、無駄に長い前振りでしたが、最近105円コーナーで思わず購入したマンガがこれ「実録 勝新太郎伝説」。いったいどのへんの購買層をねらっているのか…。微妙じゃありません? これが松田優作だったら…って、昔、どこかの週刊誌で連載されてましたよね。内容には文句ないです。僕、原作を読んでますし、絵もうまいし。なにが言いたいのかというと、ボヤキですよ。これ以上、いま住んでる部屋をせまくしてくないから、もうモノを集めるのは卒業したいのに、こんなマンガが105円で売られてたら買っちゃうだろうって! 困るんだって! …今日はこんなもんでいいでしょ。