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オーグロ慎太郎の「新・夜明けのない朝」

生まれる時代を間違えたような気がするけど、それでも生きてるイラストレーター。お仕事は随時承っております。Contact me. : cannabis●ce.mbn.or.jp(スパム対策のため、●を@に変えてご使用下さい) http://shintaro-ooguro.com

「マイティ・ソー」(2011)

北欧の神話が元になっているのか。なぜ、シェイクスピア俳優として誉れ高いケネス・ブラナーが、このアメコミ映画の監督をつとめたのか。それがなんとなく気になって、原作に馴染みがない本作を鑑賞したわけですが、観れば納得。前半、神々が住むアスガルド…

「さや侍」(2011)

なんだかんだで、松本人志の映画は、野次馬根性で3作とも映画館で観ている。今作、初の時代劇ということに加え、前2作よりもなにやらシリアスな雰囲気が漂っている気がして、少々マジメに(?)鑑賞した。つもり。 ストーリーの説明は書かないけれど、奇抜な…

「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」(2011)

チャールズ・エグゼビアとエリック・レーンシャー、のちのプロフェッサーXと宿敵マグニートーの邂逅を軸に描いた本作、「X-Men」サーガの最高傑作との呼び声に違わず、新人類・ミュータントの孤独や団結、そして対立をきちんと盛りこみながらも、2時間超の上…

「ブラック・スワン」(2010)

正直、観終わった後、心身ともにグッタリしてしまった。殺人鬼やモンスターはでてこないが、ジャンル分けするならば、ホラーのカテゴリーにはいるでしょう。オスカー主演女優賞に輝いたナタリー・ポートマンが演じる、バレエ一筋に打ちこむ、生真面目な優等…

「ザ・ライト -エクソシストの真実-」(2011)

エクソシズム、悪魔祓いをテーマに映画を製作する時、観客もおなじだろうけど、どうしたってウィリアム・フリードキンの傑作「エクソシスト」を意識せずにはいられない。今作はホラーやオカルトの色を抑えめに、そのかわり、若い神学生が失いかけていた信仰…

「ザ・ファイター」(2010)

ボクシングをテーマにした映画といえば、サクセス・ストーリーの定番だけど、今作の主人公・ミッキー・ウォードの場合、勝利をおのれのためにつかみ取るのではなく、まるで寄生虫のような家族に強いられている(タカられている)ところが特殊。実際これは家…

「ヒア アフター」(2010)

製作総指揮の欄に、スティーブン・スピルバーグの名が連ねてある。そして、映画の冒頭、パニック映画と見まがうような大津波がタイの街を飲みこむ。監督・クリント・イーストウッドの新作が「死後の世界」を扱うことを知った時は「ヘェ〜」と思ったけれども…

「ソーシャル・ネットワーク」(2010)

Facebook、いちおう登録はしているものの、長い間放ったらかしにしている。操作がよく分からないし、覚えるつもりもない。SNSなら5年ぐらい前からmixiを始めているし、なんだって無理をしてまで会ったこともない人と繋がらなけりゃならないのよ。mixiにして…

「アンストッパブル」(2010)

「暴走する列車を止める」この映画のストーリーの説明は、この一文で足りてしまう。些細な人為的ミスがきっかけとはいえ、暴走はアクシデント。したがって、そこにはなんの陰謀もないしテロリストもいない。とことん贅肉をそぎ落とした脚本が清々しい。主人…

「トロン:レガシー」(2010)

1982年製作の前作「トロン」は、とにかくコンピュータ内部の世界を、フルCGで描いた(実際には手描きのアニメーションも用いられた)という映像革命が売りの作品で、思えば「見世物」としての側面が強く、公開時に劇場で鑑賞し、その映像美に感銘を受けたも…

「極悪レミー」(2010)

いや、もう、ただただ感服するのみ。モーターヘッドのリーダーであり、ロック界のボスであるレミー・キルミスターは、あまりにもレミーそのものでありました。 映画は自宅である、足の踏み場もないような安アパートの一室で、暗がりのなか、黙々とビデオゲー…

「マチェーテ」(2010)

噂どおり、そして想像どおりのホントに馬鹿馬鹿しい映画でありました。が、メキシコ人の不法移民という問題が根底に流れていて、意外とマジメに作られているなぁ、という印象。残酷描写が陰惨で汚らしく感じないのは、ロバート・ロドリゲス監督が持つ、ユー…

「エクスペンダブルズ」(2010)

まるで冗談のような、アクション・スターの揃い踏み。アクション映画ファンの妄想が実現したといっても大げさでもなんでもない。シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーの共闘なんて、あってはならない! それはホントに最後の切り札!…

「ジャーロ」(2009)

タイトルの「ジャーロ」とは本来イタリア語で「黄色」の意だが、70〜80年代にイタリアで大流行&大量生産された猟奇サスペンス映画を指す。言うまでもなく本作の監督・ダリオ・アルジェントは、そのジャーロ映画を牽引してきた傑物。過去に自分が手がけてき…

「ミミズバーガー」再DVD化

もう4年前になるのか、当ブログで「ミミズバーガー(原題:THE WORM EATERS)」ってカルト映画のDVDの発売告知をしたことがありました。僕がイラスト(ジャケにあらず。レーベルロゴ&ポストカード)を担当したので。→参照 アッという間に完売したそうですが…

「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」(2010)

先立って「作戦は奇を持って良しとすべし」と、チームのリーダーであるハンニバルに堂々と開き直られてしまうので、そんなバカな、などとツッコむのは野暮なのだろう、おそらく。夏のお祭り映画だし、なにも考えずに鑑賞すれば決して退屈しない娯楽作に仕上…

「プレデターズ」(2010)

冒頭、傭兵やらスナイパー、死刑囚に加えなぜか日本のヤクザまでが、いきなり上空からパラシュートで見知らぬジャングルに放りこまれる。これは観客をスクリーンに引きつけるに充分な効果をあげているし、そのジャングルの正体が分かるシーン、あぁ、これは1…

「サバイバル・オブ・ザ・デッド」(2009)

ジョージ・A・ロメロ監督がモダン・ゾンビのあり方を定義した「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」を世に発表したのが1968年。おいッ、それから約40年経っても、なお! ロメロの新作ゾンビ映画が日本の映画館で鑑賞できる。まず、この事実が快挙でしょ。…

「アウトレイジ」(2010)

この映画を観ると、「ヤクザ」ってのは稼業ではなく、もう人種なのではないかという思いを禁じずにはいられません。「そういう生き物」という見方も大げさではないんじゃないか。人間誰しも多かれ少なかれ、破壊衝動を抱えているとはいえ、なぜあそこまで過…

「運命のボタン」(2009)

封切り当時、正直言って心惹かれるものがなく、劇場鑑賞はスルーするつもりだったのだけれど、Twitterにて知り合いが大傑作だとつぶやいていたのを知り、ここは生来の野次馬根性で、公開終了ギリギリセーフで観た次第。 ん〜、こッれは不意打ちでしたね。原…

「ウルフマン」(2010)

主演のベニチオ・デル・トロが、本作で製作も手がけるほど狼男に惚れこんでいたとは知らなかったけれど、あのツラ構えを頭に浮かべると、さほどミスマッチではない。特殊メイク担当は、あの「狼男アメリカン」のリック・ベイカー御大ですよ! この人選だけで…

「第9地区」(2009)

我々人類より高度な文明を持ち、理由はよく分からないけれど、わざわざ遠方から地球を侵略しにやって来る。そんな先入感を抱きがちな、ハリウッド産SF映画に登場する異星人・エイリアン。ところが本作では彼ら、じつは難民であり、「第9地区」という名のスラ…

「マイレージ、マイライフ」(2009)

観終わったあとで、本作がコメディだったことを知りました。えぇ!? 体調があまり良くなかったせいなのか。こないだ観た「ハート・ロッカー」もかなりグッタリさせられたけれども、本作も劇場から自宅へ帰るまで、心に重たい石みたいなモンを抱えながら、鬱々…

「ラブリーボーン」(2009)

主人公の少女が天に召されてから始まる物語。その程度の予備知識で遅ればせながら鑑賞しましたが。ファンタジーというジャンルでくくるには、なんというか、かなり異色な作品ですよ。批評家の受けが悪いとか、興行成績があまり芳しくなかったとか。仕方ない…

「サロゲート」(2009)

生身の人間に成り代わって「サロゲート」という名のロボットが運営する近未来社会。これって、チャットだとかSNSだとかTwitterだとか。リアルに顔を合わせなくともコミュニケーションが成立してしまう、我々が生活する現代社会を風刺しているんだろうけれど…

「THE 4TH KIND フォース・カインド」(2009)

予告編を観た段階で、ある程度内容が予想できてしまったのですが、実際に本編を観たら、その通りでしたよ。でも、子供のころからこのテの話、好きなので。あまり真偽については興味はなくて「あったらオモロいじゃん」レベルのスタンスですが。 「信じるか信…

映画秘宝「ゼロ年代ベストテン」

ただいま発売中の、「映画秘宝」2月号の特集「ゼロ年代ベストテン」に参加しています。当たり前ですが、1年間で観た映画から10本選ぶより、 10年間で観たなかから10本選ぶほうが大変です。普段、日記なんかつけていないから、10年前から「なに観たっけ?」と…

「2012」(2009)

監督のローランド・エメリッヒってヒトは、破壊衝動の塊なのか、それとも単にムシャクシャしていただけなのか。惑星直列だっけ? マヤ文明の予言だっけ? そんな前置きをササッと説明して、後はもう、上映時間のほとんどが、世界中のあちらこちらがメチャク…

「スペル」(2009)

銀行に勤める主人公が、怪しげな老女の逆恨みで呪いをかけられるんだけど、その理由が、住宅ローン支払いの延長を拒否されたからという設定。えッ、これって、現在のアメリカに影を落としているサブプライム・ローン問題をネタにしてるの? そんな社会派ホラ…

「空気人形」(2009)

巨費を投じたハリウッド映画ばかりでなく、たまには邦画も観たいじゃないですか。んで、かなり男の劣情に訴える作品だというネットの噂で、本作を鑑賞しました。下世話で俗な人間ですんで。 これはファンタジーなんだ、寓話なんだと、いくら自分自身に言い聞…

「サブウェイ123 激突」(2009)

デンゼル・ワシントン&ジョン・トラボルタ。2大ハリウッド・スターの共演です。法則とまで断言はしませんが、このテのサスペンス映画で大物俳優が顔合わせをすると、どうしてもそれぞれの見せ場づくりが避けられないせいか、結果、大味な作品に仕上がってし…

「G.I.ジョー」(2009)

毎年のこととはいえ、どーですか、連日の蒸し暑さ! くわえて、こちとら約10年ぶりとなる引越しをあと数日後にひかえていて、使わなくなった家電のリサイクル、もう読まない本&マンガや、観ないVHSテープの選別、そして処分。そして引越しをスムーズに進め…

「レスラー」(2008)

公開初日に、日本のトップ・レスラーが他界するという、なにか因縁めいたものを感じずにはいられないこの映画の主人公・ランディ・“ザ・ラム”・ロビンソンにとって、プロレスとは、もう「麻薬」のようなものだ。奇しくも、本作の監督は、薬物依存の恐ろしさ…

「スター・トレック」(2009)

無為な青春の日々を過ごす若き日のジェームズ・タイベリアス・カークが、USSエンタープライズ号の船長に就任するまでの、仲間との出会い、挑戦、奮闘ととらえた成長記。だと思うのだけれど、どうしても、もうひとりの主役、スポック中佐にばかり眼が移ってし…

「グラン・トリノ」(2008)

鑑賞後、躍る気持ちをおさえ、気分を鎮めて考えなおせば。充分に予想できた結末だったのかもしれない。シンプルな、じつに月並みなストーリーだったのかもしれない。実際、偏屈でガンコな独居老人が、近所の住人たちの温かさに触れ、しだいに心を開いていき……

「ウォッチメン」(2009)

劇場に行くと、プログラムが売り切れていました。観終わってそりゃそうだよなぁ、と納得。鑑賞後に「いったい何だったんだろう?」状態になるヒト続出なんじゃないですか。娯楽超大作映画のスタイルを借りているものの、かなりハイリスクな賭けに挑んだ意欲…

「13日の金曜日」(2009)

宇宙船のなかで暴れまわったり、日本のインディー・プロレス界に約10年の遅れをとったものの、「エルム街の悪夢」シリーズのフレディ・クルーガーとデスマッチをやらかしたり。どうも色物のにおいが濃くなりつつあった、殺人鬼・ジェイソン・ボーヒーズ。シ…

「その男ヴァン・ダム」(2008)

斜陽のアクション・スターと、少々頭でっかちな新進気鋭の映画監督ががっちりタッグを組むと、はたしてその映画はどのような化学変化をおこすのか…? いちおう、「コメディ」というカテゴリーにくくられるんだろうけれど、劇中にばらまかれたジャン=クロー…

「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」(2008)

ロックのライヴ映像を暗い映画館内で黙って鑑賞するって、なかなか不思議な感覚で。でも、だからこそ、あらためて発見できることもあったりして。まぁヘンな話、あぁ、キース・リチャーズ、ちゃんと弾いてるんだな、とか。 セット・リストがシブいのが嬉しか…

「ハロウィン」(2007)

リメイクの嵐が吹き荒れるハリウッドで、ついに、70年代ホラーの古典とも呼ぶべき作品が21世紀に復活したわけですが。パンフを読むと、監督のロブ・ゾンビは、殺人鬼を観客にリアルに見せることにこだわったと強調しています。この判断、この映画に関しては…

「P.S. アイラヴユー」(2007)

最愛の夫を失い、悲嘆にくれる主人公のもとへ、亡き夫からの手紙が届く。死者からの手紙! なぜ? どうして!? …と、観客の恐怖感をあおる映画ではないことは、重々承知だったんですが。なんとなく時間が空いたので、ふらりと立ち寄ったシネコンで観たこの映…

「花嫁吸血魔」(1960)

最近、時間が空いている時に、昔録りだめした映画をポツポツ観ているんですけど。で、こないだ観たのが、コレ。 カルト映画のカテゴリーにはいるんですよね。作品の内容ではなく、舞台裏がワケアリなので。詳しくはウィキペディアを参照してください。(ウィ…

「ダークナイト」(2008)

故・橋本真也の言葉を借りれば「時は来た」ということなのか。安易に「傑作」という言葉で片付けるのはいかがなモンかと思う。実際、この映画の世界観、受け付けないという観客も少なからずいると思う。ストーリーが詰め込みすぎなんじゃないの?とか、僕も…

「インクレディブル・ハルク」(2008)

もう、ここまでCG技術が格段の進歩をとげてしまうと、配給会社も「驚異の映像革命!」なんてフレーズ、安易に使えないでしょ。テクノロジーがいくら発達しようとも、結局は作品の質で勝負しなきゃならないんですよね。でも、実際には存在しない、CGで創造さ…

「吸血鬼ゴケミドロ」(1968)

連日の真夏日。なにも考えられないし、なにもしたくなくなりますよ、そりゃ! 冷やし中華を食って、大量の酒を飲むことが生きてる証みたいな。いや、ほかにも納涼というか、暑気払い、もしくは夏の風物詩といえば「ホラー」とか「怪談」ですか。そういえば、…

「イースタン・プロミス」(2007)

デヴィッド・クローネンバーグ監督の前作「ヒストリー・オブ・バイオレンス」には巷の高評価のわりには、いまいち乗り切れなかったんだけど、今作は、一瞬たりともスクリーンから眼をそらすことができませんでした。とか書いておいて、本編始まってしばらく…

「ランボー 最後の戦場」(2008)

極力ぜい肉をそぎ落としたストーリーなので、上映時間90分は、あッという間。60歳のランボーに何ができるんだよ。と、多少訝って観たのだけど、スンマセン、見損なってました。ランボー、ミャンマーの軍人、殺しすぎ。ストーリーが単純なので、脚本と監督も…

「クローバーフィールド/HAKAISHA」(2008)

アイデアそのものは珍しいものではないですよね。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」とか、古いけど「食人族」とか。元来、低予算でなんとか面白い作品を作るために用いられた手法と、最新CG技術をミックスさせたところがユニークだなぁ。乗り物酔いに注意…

「ノーカントリー」(2007)

正直、コーエン兄弟が撮る映画とは縁がないなぁ、と思ってます。思い返しても、「ミラーズ・クロッシング」と「ファーゴ」が印象に残っているぐらいで。近作は観ていないし。それはつまり、コーエン兄弟の映画が観る者を選ぶほどユニークだということだけど…

「ファーストフード・ネイション」(2006)

たまたま、数年前に原作を読んでいたので、いったい娯楽映画として、どのように脚色されているんだろ? と、まぁほとんど好奇心だけで鑑賞したのだけど。なぜ、わざわざ映画を観てまで悲しい思いをしなければならないのか。 原作を読んで、内容を把握してい…